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謎の白ナベ(800円)@東池袋・焼豚ソバ 黒ナベ

2009-12-23
KURONABE

富山ブラックインスパイアとも称されるその個性的なラーメンを頂きに何度か訪れています。
しかし、池袋駅からの道は他店の誘惑が多すぎてw、最近なかなか来れずじまい。
数量限定で白湯スープのラーメンを提供開始、との噂を聞き、久々の再訪。
今回は地下鉄東池袋駅からの直接エントリのため、他店の誘惑もありませんよw

平日14:10到着、前客0、後客1。
券売機の「謎の白ナベ」のボタンをポチッとし食券をカウンターへ。
待つこと10分弱で着丼です。

ほぉ、なかなかきれいなビジュアルですね。
白く濁った白湯スープの上には半熟ゆで卵1個(2分割)、分厚いチャーシュー3枚。そして少量の水菜とメンマ。
また、スープ表面から極太の縮れ麺が顔を覗かせています。

まずはスープを一口。
最近、ラーメンのファーストインパクトって、実はスープ表面の油で決まるのかな?という気がしています。
しかしこのスープ、表面の液体油がほとんどありません。従って油の香りにごまかされることなく、スープの素の味がダイレクトに伝わってきますね。
とにかく感じるのは、鶏の濃厚な出汁。これぞ鶏出汁です、という感じの香り、臭み含めビンビンに舌に伝わってきます。
鶏白湯というと、この界隈だと「鶏の穴」が思い浮かびますが、そこまでトロンとした甘みあるポタージュ系ではないですね。
粘度は低め、油少なめのあっさり、しかしコクのあるスープ。
余計な雑味はほとんど感じられず、シンプルすぎんじゃね?というくらいの「鶏一本勝負」という印象。この深く淡い滋味、本場で食った「サムゲタン」を思い出しました。
焼豚ソバの、あの強烈なカエシの底に隠れていたのはこの出汁だったんですね。
また、このスープの出汁を際立たせるためか、塩気はかなり抑え目。
丼の中の構成物で、一番しょっぱいのが「メンマ」と言えば、そのスープの淡さが想像できるかと。ここらへんも焼豚ソバと対照的。

さて、麺いってみましょう。
開化楼の「ちー麺」使用とのことで、安心して食べられますね。
太く強いうねりのある平打ち麺。歯ごたえはもっちりピロピロ系。
スープの上げはいいのですが、この淡いスープの前には麺が主張しすぎな気も。
でも、細麺にすると予定調和的になっちゃって面白くないのかな。コレはコレで好きです。
麺量は150gで大盛り不可。少なめな気もしますが、仕上げ(ライス+卵+ニンニクチップ)を組み合わせるとよさげ。

チャーシューは、煮豚、焼豚というよりは「ハム」といった方がしっくり来るような、大ぶりでミッチリと密度感があるものが3枚。
聞けばパンチェッタの製法で作ったとのこと。なるほど、塩の浸透圧でバラ肉の水分を抜き、旨みを凝縮したわけですか。
しかも丼に載せる直前にバーナーで炙って焦げ目を付けてくれるため、旨みとともに香ばしい香りも楽しめます。
脂がかなり多めなので好き嫌いが分かれるかな?スープの淡白さにアクセントを加えるという意味で、かなり存在感がある肉です。

メンマは、焼豚ソバに載っているものと同じでしょうか?細身のシャクシャクしたもの。
先ほども書きましたが、これが丼の中で一番しょっぱいですw
逆に、これを薄味なスープに加えることで、「口の中で塩味を補強」という「おかず(付け合せ)」的な食べ方をするとうまいですね。

水菜はあまり存在感がなかったかな。
まぁ、味や香りで変に主張しない青物、というとここらへんに落ち着くのでしょうが。シャキシャキの歯ざわりがいいアクセント。
半熟のゆで卵は、味玉ではなく、シンプルなゆで卵。味付けは薄め。これもスープの塩気で食べるという感じかな。黄身はネットリ系。

いやー、スープが薄味だとここまで各食材の味に敏感になれるのですね。
焼豚ソバの荒々しい味とは全く反対のベクトルをもったこちらのメニューを味わうことで、初めてこのお店の実力に気づかされます。

珍しく完汁です。なかなかおいしい一杯でした。
次来たら、また新たな気持ちで「焼豚ソバ」を味わってみることにしましょう。
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