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タンメン(700円)@西荻窪・はつね

2011-11-11
タンメン好きとしては一度は行ってみたかった名店。
営業時間的なハードルが高く、なかなか訪問できなかったのですが、なんとか閉店間際を狙えそうな時間に荻窪でフリーに。
・・・こりゃ行くしかないでしょ!と西荻へ急ぎます。

駅南口を出て右に見える松屋の路地を入ると、すぐ右に趣ある店構えを発見。
平日15:45到着。
狭い店内は満席で、小雨降る中、行列5名。後客も続々。この時間で行列ってすごい人気ですねぇ。

回転は悪くなく、5分後には席が空いて着席。
時間が止まったかのようなレトロな店内はカウンター6席のみ、というこじんまりとした環境。厨房も小さく、店主さんと女将さんの2名体制です。
店内に流れる音は、ポータブルラジオから静かに流れるAM放送、そしてジャッジャッと野菜を炒める音。実に静かです。
「ご注文は?」と聞かれたタイミングで「タンメン」をオーダー。
この時間は、混雑を嫌う常連さんも多いのかな?モヤシそばやラーメン等、タンメン以外のメニューも結構出ていますね。

調理は1ロット3杯。野菜を炒めてスープを注ぎ、しばし放置して火を入れるんですね。
その間に麺を上げ丼へ→中華鍋からスープを移し、野菜を盛って閑静。

待つこと5分ほどで着丼。
おぉ~、噂に違わず美しいルックスですね~。
濁りない超クリアなスープの上には玉のような油、中には細麺。そして上にはタップリの野菜が。肉の姿は一切ない、という潔い仕様です。

HATSUNE

では、スープを一口。
・・・あぁ、優しいなぁ。。。
まさに「清湯」いや、もはや「白湯(パイタンではなく「さゆ」)」のようにクリアなスープは、その味わいも超クリア。
鶏ガラがメインとなるフワリとした旨味と最低限の塩気、それから野菜の甘みのみという、これ以上は因数分解できない、もはや「素数」。
これより仄かだと「味がない」「芯が細い」と感じられてしまう、お吸い物のようなギリギリのラインでの均衡、素晴らしいですね。
一口目はあまりにも軽い口当たりのため、気合い入れて飲むとつんのめってしまう感がありますが、二口目から舌が慣れてくると、一切無駄のないスープがジワリジワリと舌に染みてきます。
さらに、時間が経つに従い野菜の旨味が染み出し、また野菜を炒めたラードのコクと風味もスープと徐々に一体化することで、どんどん旨味が増していくような構成になってるんですね。

この丼の主役は麺じゃなくてコイツなんじゃないか、とさえ言える存在なのが野菜。
丁寧に根切りされたモヤシ、葉の厚みに応じて切り方を変えてあるキャベツ、そして色彩的アクセントを添えるニンジン。以上がオールスターキャスト。
キャベツは青い葉の部分も使ってあるので、ニラを入れたかのような彩りもありますね。
これらの野菜が、キラキラとラードを纏って透明のスープの上に鎮座するその姿は、神々しささえ感じられ、さながら「翡翠」のよう。
口に入れ噛み締めると、なんとも素晴らしい火の入れ具合。。。
シャキショキ、パリポリと、それぞれの野菜の「生きた」食感がライブで感じられ、そのリズムがなんとも楽しいですねぇ。
しかもこれだけレアな炒め具合なのに、青臭さは一切ないんですよね。いやぁ、なんというか、職人芸だなこりゃ。

HATSUNE

麺は中細角断面のゆるい縮れ。通常の中華麺より白っぽいので、見た目さらにスープの透明感が増すように感じられます。
加水は中~低で、表面滑らかでムニッとした柔らかめの食感が特徴的。
中華麺としては汎用なデキではありますが、たぶんこれ以上麺の存在感が強くても、この丼のバランスは崩れてしまうのでしょうね。

麺量は150g程度かな?どちらかというと野菜の方が多い感がありました。
速攻で麺を食べ終え、たっぷりの野菜のシャキシャキ感とスープのハーモニーを楽しんでいたら、あっという間に完食完飲。
丼を上げてご馳走様でした。「お忘れ物ないように~」という心遣いの言葉を背に受けつつ暖簾をくぐって外へ。

トータルで見て、もうこれ以上何も引けないという、全くごまかしの効かない状況での「凄み」を見せ付けられた、淡麗タンメンな一杯。
最近は結構パンチ系のニューウェーブタンメンが主流となりつつあるし、そういった路線も好きですが、こちらはそのベクトルとは全く逆行。
でも、ここまでいっちゃうと、「古典」とも言えない感があるんですよね。保守を突き抜けて革新へ1サイクル回ってしまったかのような「新しさ」を感じました。
安心して「古典」と言えそうなルックスのラーメンもなかなか旨そうだったし、こりゃ再訪の価値、大アリです。

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はつね




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コメント:
久々にはつねのタンメンみましたねぇ。
かなり前に一度食べましたが、なかなか
良かったですね。たまに食べたくなる感じ。でも、濃厚好きな私は、トナリのような亜流タンメンが好みなんですよね。
次はもやしそばをと思ってますが、なかなか機会なく…
[2011/11/11 23:27] | ぐっちおぐっち #- | [edit]
こんばんは!
こちらのタンメン有名ですよね。

どちらかというと古典のイメージなんですね。古典なんだけどどこか新しさを感じるっていいですね〜。
[2011/11/12 00:56] | イケ麺(無期限休止) #- | [edit]
こんにちは。

くぅ~、コレは旨そうっ!
相変わらず、タムさんの写真を見るとヨダレが出そうになりますw
此方のタンメンは淡麗系なんですね。
トナリみたいな濃厚系タンメンなのかと、勝手に思っていたので、ちょっとビックリ。(^^;
しかし、野菜がメッサ旨そうですね~。(´¬`)
此方はBMしているので、近々、追撃します!!
[2011/11/12 12:18] | おさっても #- | [edit]
どうもです~。

おぉ~「はつね」さん!!
私は大好きです~♪
>保守を突き抜けて革新へ1サイクル回ってしまったかのような「新しさ」を感じました。
そうですね。「大至」然り、クラシカルなタイプを一回りさせた進化版のようなw
ハードルは高いんですけど、近くに行ったら必ず寄ってしまいたくなるお店です。
[2011/11/12 14:26] | おうじろう #- | [edit]
>ぐっちおぐっちさん

こんにちは&コメありがとうございます!

確かに亜流タンメンも魅力的なんですよね〜。
こちらはもはや、その始祖というよりは、完全に別物と捉えた方がいいのかも。

淡麗すぎるだけに、わざわざ遠征して。。。と考えると、引きの強いパワフルな方に惹かれてしまう、ってのはありますね。
こういったお店が、フラリと立ち寄れる近所にあったら、すごくうれしいんですけどねぇ。。

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>イケ麺さん

こんにちは&コメありがとうございます!

そうですね、古典ですね。
ただ、古典なのに全然古臭くない、というか、そこらの中華屋のタンメンとは完全に格が違うというか。。
とにかく、これは一度食べてみないとわからん凄さだと思いますね。

ぜひぜひ食べてみていただきたいです!

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>おさってもさん

こんにちは&コメありがとうございます!

こちらのタンメン、仰る通り、麺よりも野菜を楽しむ一杯でした!
もう、スープと野菜だけで満足、というか。。。
満腹になる満足感とはまた異なる軸の満足度があること、まちがいなしです。

多少の並びの覚悟は必要ですが、一度は食べてみててください!

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>おうじろうさん

こんにちは&コメありがとうございます!

そうっすねぇ、クラシカルなのにすごくシャープなんですよねぇ。
大至はそんな中にも「いい下品さ」みたいなのを残しているんですが、こちらのキレキレ感はなんとなく、ラーメンを突き抜けた存在な気がしてきます。

お店の雰囲気含め、また行きたくなっちゃう名店ですね!
[2011/11/12 15:27] | タム6000 #- | [edit]
こんばんはー

自分もコチラは一度だけの訪問ですが「ディス・イズ・タンメン」というより「タンメン・イズ・ディス」って感じのこの一杯にやられちゃいましたね。

>ポータブルラジオから静かに流れるAM放送
↑あのAMラジオ専用機がまたイイ味出してるんですよねぇw

[2011/11/12 21:09] | 秋 #- | [edit]
>秋さん

こんばんは&コメありがとうございます!

おぉ、いい表現っすね〜。TAN-MEN is this!
タンメンの形態数あれど、これだけ淡麗なのはココだけでしょうねぇ。。
そういう意味では、もはや文化遺産級ですな。

>>AMラジオ

あれ、僕が食べてる間に音が消えちゃって、女将さんがガチャガチャやってましたw
んで、最終的には局を変えて、何事もなかったかのように業務復帰w
[2011/11/12 22:46] | タム6000 #- | [edit]
どもです!

いいですねぇ~ここのタンメンって、
実は此方ではワンタンメン(醤油)しか食べた事ないので
再訪時にはこのタンメンで逝かせていただきます(^^)
[2011/11/14 10:25] | Y #- | [edit]
>Yさん

こんばんは&コメありがとうございます!

>>此方ではワンタンメン(醤油)しか食べた事ない

まじっすか!?
タンメンの名店でワンタンメン。。。ある意味ブレない意志w
でも、お隣が食べてた醤油やモヤシも結構おいしそうだったんですよね。。。僕は次回は醤油系かなぁ。

タンメンは、醤油が入らない分よりクリアでストレートなスープが楽しめますよ。
ぜひぜひタンメンを食って、木場の來々軒と比べてみてほしいっす!
[2011/11/14 19:03] | タム6000 #- | [edit]
おはようございます!カメでスイマセン(^_^;)
ココは初代?店主の頃から通っていましてwww
ただタンメンはオーダーしたことがないのです。
タンメンで有名になったようですが、私が通っていた20年以上前はラーメンしか並んでいなかったと思います。
タンメンはメニューにあったのかな?その記憶は曖昧ではありますが・・・。
次こそはタンメンを!と思って再訪するのですが、いつもラーメンです(^^)/
ホントに次こそは!!
と心に決めて再訪してみようかと・・・(無理かな??)
[2011/11/15 06:37] | はち #- | [edit]
>はちさん

こんにちは&コメありがとうございます!

へぇ、タンメンのお店かと思ってましたが、古いファンはそうでもないんですな。
ラーメンはめっちゃ古典な雰囲気でした。たしか絹さやが載ってたかな?

これほどクリアなタンメン、これまで食べたことがありませんでした。
ぜひぜひ次回はタンメンを試してほしいっす!
[2011/11/15 10:14] | タム6000 #- | [edit]












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