【特別編】豚丼・梅(1050円)@帯広・ぱんちょう
2011-10-19
【今回は非ラーメン】北海道(小さく)一周旅行での一日。
前日のジンギスカンに引き続き、帯広では肉を食いまくりますよぉ〜。ということで、十勝といえば豚丼!
こちらのお店、帯広の豚丼の元祖と言われる老舗だそうです。
本当は「とん田」に行くつもりだったのだけれど、ちょうど開店時間に帯広の駅周辺にいたこともあり、せっかくだから元祖のお店に行くか、と駅前のお店へ向かいます。
11時開店ということだったので、10:45に到着すると、お店の前には誰もいません。
お!ポールポジションじゃん!ラーメン屋以外でシャッターするなんて。。。と思いつつよく見ると「本日は11:30開店」との貼り紙。
あら~、では六花亭と柳月でお土産を買って、11:25に再度お店へ。
・・・っておい!すごい行列になってんじゃんw
開店前のお店の前には、既に30名ほどの行列が。
しかし、食べログによれば席は34席。であればファーストロットに入れるでしょう、と行列へ接続。
11:30ジャストに開門→既に先行で肉を焼き始めた香ばしい香りが充満する店内へ。当然テーブルは相席です。
店内はホール係のおばちゃんが4名くらい。
愛想はほぼないですが、所詮B級グルメですし、テキパキ動いてくれるので全然OK。
また、小さいお子様連れには、ちゃんと取り皿とスプーンフォーク等を出してくれており、やることはきちんとやってくれます。
ちなみにこちらの豚丼は、松→竹→梅というメニュー構成。ご飯の量は同じで、肉の枚数が増えますと説明されます。
つーか、それぞれ何枚なのかを教えて欲しいんですけどね(改めて聞くと、松が4枚、竹が5枚、梅が6枚とのこと←うろ覚え)。
松ではなく梅が最上級グレードなのは、女将さんが「梅さん」だからなんだそうなw
B級グルメとしては異例の1000円超えですが、せっかくだし、梅を頂きましょう。
ちなみに味噌汁は別売り。
けっこう押しの強いリコメンドがありますが、わかめ180円、なめこ200円という高級価格!
50円くらいだったら付けるけど(吉野家かw)、さすがにその値段はぼったくりだなぁ、と却下。
オーダー後、30分ほど待って、ようやく着丼です。
既に蓋から肉がはみ出ており、その芳しいタレの香りと共に、なかなかにテンション上がりまくりです!
蓋を取ると・・・肉ドーン!
かなり厚めの豚ロースが6枚。炭とタレの香りが漂い、テラテラと光る肉に食欲MAX。グリーンピースは正直不要かなw
では、肉から一口。
・・・うん。旨いですね~。
ロース肉は思ったよりしっかりした肉質で、逆に言うと噛み切るのにそれなりに力がいるタイプ。
お上品に食べたい方には不向きで、口の周りにタレが付くのを気にせずエイヤと噛み切る、という感じですね。
肉の脂身もしっかりあり、焼きはジューシーで旨味は十分。そしてタレは、色の割に意外に薄味。
というか、もっとザラメべったりの下品な味を期待していたのですが(鰻のタレだと三島うなよしが好き)、意外にサラリとしており、甘さを抑えてキリッと醤油が香るタイプなんですね。
そして、むしろタレの風味よりも強いのは、炭の香ばしい香り。このスモーキーな風味付けがこのお店の特徴なんですかね~。
個人的には、胸焼けするほどの演出を期待していった割には、サクサクと食べ進められたのがちょっと拍子抜け。でも十分旨いです!
ご飯はしっかり固めに炊けており、タレを吸った米がまたたまらん旨さ。
ご飯と肉のバランスは、上級グレードということで、当たり前ですが肉が多いですw
結局、松を頼んだ相方と肉をシェアした結果、二人で竹を頼むのと同じことにw(価格的にも同じ)つまり、竹で十分ということですか。
こうして舌鼓を打っている間にもお客さんはひっきりなしに出入りしており、あまり長居できる雰囲気ではありません。
サクッと食べてお会計→ごちそうさん。
うん、豚丼としては期待通りの美味しさでしたね。料理としてはシンプルなので、どこで食べても旨いんでしょうがw、でもやっぱりここで食べる価値は十分あるかと。
ただ、C/Pがねぇ。。。牛でもなく所詮豚ロース、しかも汁も付かないのに1000円超えは高すぎ。完璧に観光客値段ですな。
東京で出すとしても、適正価格は竹で880円、梅だと980円で汁付きくらいが妥当かなぁ?
・・・そういや、新宿駅地下の和光の豚丼屋、いつの間に潰れてしまったんですね。。。
東京でこのクラスの豚丼はどこで食べられるんでしょうか?
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