中華そば(大)680円@高田馬場・末廣ラーメン本舗
2011-10-02
今日の夕食は久々に馬場~。TETSUプロデュースの新店でも行ってみようと思いましたが、その途中、気になったのがこのお店。
こちら、馬場ではもう老舗クラスのお店。以前から存在は知っていたものの、なんとなく入る気がしなかったんですよねw
しかし、競争の厳しいこのエリアで生き残るということは、それだけの魅力があるはず。確か京都「新福菜館」っぽい一品が食べられるということですし、イッチョ確認してみようと暖簾をくぐります。
平日17:50到着。前客0、後客1。
食券機を一通り眺め、まずはデフォの中華そばにチャレンジしてみることに。あさり醤油なんてのもあるんですね。
並、大、特大が同料金ということなので、大でお願いします。

カウンターへ着席すると、店員さんが丼に入った山盛りのネギを持ってきてくれます。
お、これで一人分なんですかねwなんか京都伏見の「大中」っぽいかも。

でも、店内を眺めると、もともとは秋田出身のお店なんですね~。全然知りませんでした。
厨房は二人体制。お若い男性同士、ちょっと雑談もはずんでいるようですねw
武蔵もびっくりな「セイ!セイ!ヨイショーッ!」という麺上げの掛け声wwの後間もなく着丼です。
おぉ!これ旨そうじゃないですか!
スープは真っ黒で、表面にはラードの膜が張っています。ネギはセルフなのでデフォではほとんど載ってないですし、メンマもなし。その代わり豚バラ肉がタップリ。なかなか思い切った配置ですね。
醤油のいい香りが鼻に抜け、これはテンションアガりますね~。

まずはスープを一口。
・・・あぁ、コレ好き系ですw
濃い口のたまり醤油のようなまろみの強い醤油ダレは、香ばしい香りと明確な甘み、そして後味に若干の苦味が残るのが特徴。塩梅は強めです。
ベースとなるスープは鶏メイン。柔らかい旨味でしっかりベースを支えています。
表面を覆うタップリのラードは口当たりの重さとコクを増加させ、またおそらく化調による長いサスティンを持った旨味もここでは超マッチ!
うん、確かに新福菜館に似ているけれど、新福よりも油っ気が多く、甘みも強い。全体的に非常にキャッチーな印象です。
口当たりは多少オイリーですが、重たさは全くないサラサラ系。出汁、タレ、油のバランスは非常によく、これは癖になるかもw
東北出身のお店だからか、塩気はかなり強いですが、バランスがいいのでゴクゴク飲みたくなっちゃいます。
というかこれは、生卵とライスを合わせて頂きたいタイプかもw
麺は角断面細ストレート。
引き出した時点でもう既に、スープが染みこみ茶色く色づいていますね~。もしくは最初からある程度色が濃い麺なのかな?
加水は中程度で、茹で具合はジャスト。麺肌はちょっとザラついており、シコシコとした固めの歯ごたえがスープの雰囲気とよく合ってますねぇ。絡みも万全。
また、結構足が速そうな雰囲気なのですが、意外にしっかりしてるのも好印象。

具は豚バラオンリー。スープで煮込んた牛丼の具ちっくな雰囲気。スープにはこの旨みも出てるんですね。
いい感じに油が抜けており、柔らかくておいしいです。これは肉マシにしたら幸せになれそうだなぁ。。。
中盤で、事前に配膳された刻みネギをドサッと投入。
・・・お、また雰囲気がガラッと変わりますね。ネギの辛味が、濃くて甘辛いスープの「くどさ」をいい感じに中和してくれます。
さらに卓上の黒胡椒を一振りすると、超絶に合いますね~!
ピリッとした辛みによってよりスープのコクが引き出される感じ。
富山ブラックや高井田ブラック等、濃い口系の醤油を使うラーメンでは、黒胡椒は必須アイテムですよね。
麺量は大盛200gくらいかな?なかなかしっかり食べた感があります。
その場所柄も考えたら、C/Pは十分でしょうね。
久々のブラックなスープをほぼ完飲し、ごちそうさまでした。
トータルで見て、さすが激戦区で生き残ってきただけあるなぁ、というしっかりした個性を持ったB級ブラック系の一杯。
というか、今までなんで来なかったんだろう?と思うくらい「ジャンクで好みな味」でしたねぇ。
「塩バター」なるメニューもかなり気になりますし、後客が食べていた真っ黒いチャーハンも超旨そうだったし、こりゃ近々再訪しないといかんですね。
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