【9月末で閉店】にんにく塩油そば(800円)@川崎・七重の味 めじろ Symphony店
2011-09-27
「食べ歩記」さんにて、こちらが今月一杯で閉店、しかも「塩ニンニクな汁なし」なんてメニューを提供しているとの情報が。え?閉店しちゃうの?しかもニンニク!?汁なし!?
・・・これまで「めじろ」って淡麗系のイメージがありましたが、そんなジャンクなメニューもやってるのか!と早速川崎へGo。
平日13:30到着。前客8、後客3。
ランチタイムも終盤ですが、それなりにお客さんは入ってますね。
節電対策か、所々照明が消されており、なんとなく暗~い雰囲気。でも閉店に関する情報等は特に貼られていないようです。

店頭の券売機にて「にんにく塩油そば」の食券をポチ。食券を出しつつカウンターへ着席。
厨房は3名体制。うち二2名は完全に仕込みに没頭しており、実質オペレーションは1名でやっているようです。
待つこと7分ほどで、別皿の卵黄と共に着丼。
ほぉ、こりゃなかなか旨そうなルックスですね~!
麺は見えず、その上にはモヤシ、サイコロチャーシュー、薄切りチャーシュー、青ネギ、白ネギ刻み、メンマ。
というか、丼全体からニンニクの香りがフワリと香り、めちゃくちゃ食欲を刺激してきます。打ち合わせ前なんだけどなぁ~、まぁいっかw

まずは麺を引き出しパクリ。
第一印象は「ペペロンチーノ」!
あつもりで供される麺はエッジの立った中太平打ちストレート。加水は高めで麺厚は厚く、ムッチリツルツルの食感。
麺味は仄かに甘めで、この手の汁なしにはベストマッチング。また、事前に塩ダレが絡めてあるので、麺離れは良好です。
塩ダレは非常にわかりやすい、ストレートな塩味。旨味成分もそれなりに加えられていますが、なにより前に出るのはニンニク!かなり細かく刻まれた生ニンニクがたっぷり絡んできます。
また、青海苔みたいなのwが麺に付いていたのですが、バジル?パセリかな?なんとなくイタリアンちっくな爽やかな香りも漂うような気がしますね。
余計な小細工はせず、塩とニンニクで麺を食わせる!といった感じで、シンプルですがかなり旨いですよ。

さて、全体を下から混ぜ混ぜしつつ頂いていきましょう。
うーん、ヌラヌラと光る麺が旨そう!

チャーシューはサイコロと薄切りの両方味わえるのがうれしいですね。どちらもバラ煮豚ですが、サイコロの方はカリカリに炙ってあり香ばしいです。
両者とも塩気はちょうどいい感じでパサ感もなく、肉の旨味がしっかり感じられます。
モヤシは、麺と塩ダレを和える間に軽く茹でた程度。シャキシャキとした食感が楽しいですね~。臭みもなくとてもいい箸休め。
メンマはちょい幅広なカットで柔らかめの仕上がり。甘めの味付けとも相まって、全体の雰囲気を壊さず、いいバランス。
中盤から卵黄を投入してグチャッとブレンド。
うーん、シャープな塩ニンニク風味が一気にまろやかになり、玉子のコク感もいいですねぇ。
麺量は160g程度でしょうか。
この手の汁なしは後半の飽きがあるので、飽きずに食べられる適量、という感じですね。ちょっと物足りなかったけど、サクッと食べてごちそうさまでした。
C/P的にみると、ちょっとイマイチかなぁ。700円代だと納得ですが、これでも全商品値下げしたようですね。やっぱりテナント代が高いのかな?
トータルで見て、イタリア料理の基本である「アーリオオーリオ」のような、ニンニクを主人公とし、虚飾は廃してシンプルにグイグイ食わせるジャンクな一杯。
汁なし特有の後半の失速感はあるものの、クドすぎず、しかし物足りなくもなく、単純明快な構成ながら非常にセンスを感じさせる良品でした。
ここに「辛味」が加わったりすると、さらに奥行きが出たかもしれませんね。
それにしても、こんな魅力的なメニューを出すお店が閉店してしまうとは残念です。ってかまだデフォのラーメンも食べてないのに。。。w
・・・まぁでも、本店に行けばいいんですよね(このメニューはあるのかな?)。
駅から濡れずに行ける超魅力的な立地なので、早くも次の出店がどこなのかが気になってしまいますね~。