中華そば(750円)@九段下・二階堂
2016-07-05
今日のランチは九段下。時間が遅いので、路麺「むさしの」は既に暖簾が下りてますな。
では、その斜向かいあたりにオープンした、最近なかなかいい評判を聞くラ店に行ってみますか。
平日14:30到着。前客3、後客2。
客席は間口側が短いL字カウンターのみ。奥が空いていたので座ろうとしたところ「こちらどうぞー」と水を置いて先手を取られたのは、両隣に客が座っている短い側。
外から窓越しに見える席に客を詰めておきたい気持ちはわかりますが、ガラガラ、かつそんな大箱じゃないんだから「お好きな席どうぞ~」でいいと思うんですが。。。出鼻をくじかれたw
まぁいいや、新店ということでまずはお手並み拝見「中華そば」をお願いします。
#後から知ったのですが、麺が細麺と平打麺から選べるそうで。
待つこと5分で着丼。
ほぉ。非常にオーソドックスで旨そうな表情。
クリアな醤油スープの上にはチャーシュー、メンマ、青ネギ、三つ葉、海苔。
ではスープを一口。
まず、とてもいい香りの丸鶏スープですねぇ。
口に含むと、ガラよりも鶏肉の旨味がしっかり感じられ、なかなかしっかりしたベーススープ。
ここに煮干、節、乾物を加えて華やかさを増したような雰囲気かな。
飲み終わった後もじんわりと鶏の旨味と香りが口に残り、なかなかリッチな風合いです。
また、カエシが結構骨太で力強いのもの特徴的。キレと旨味、両方を兼ね備えたしっかりした醤油感が全体をビシッと引き締めます。無化調ながら結構しっかりした後味。
麺は想像と異なり、ゴワッとしたハリ・コシが強い中細平打ストレート。ねじれてダマになってたのはご愛嬌w
このスープなら当たりのソフトな細ストレートあたりで合わせてくるかと思いきや、割とキャラ強めの麺を持って来ましたね~(というか、デフォは細麺って聞いてたけどなんでだろう??在庫調整?)。
加水は中程度でザックリとした歯ごたえ。雰囲気はソラノイロ「素良」が自家製麺にしてからの麺にちょっと似てるかも。
単品では非常にいい麺なのですが、スープとの馴染みはあと一息。
チャーシューは低温調理系の豚ロース。
ハム的な仕上がりになっており、ムッチリした食感と強めに付けられた塩味が面白いですね。
ホロホロのバラ煮豚という先人レビューもあったのですが。。いろいろ試行錯誤してるんでしょうか?
メンマはサクサクとした食感で甘口の味付け。海苔は普通。三つ葉はさっぱり和風な雰囲気。
ということで、サクッといただきごちそうさまでした。
オープン以来すごい評判ですが、個人的には。。。うーん、新店らしからぬ実力は感じますが、ボタンを掛け違えてる部分もチラホラ、という印象かな。
まぁ、接客オペレーション含め、これから徐々にこなれていくのでしょう。
このあたりでこれ系のラーメン出すお店ってないし(「きた森」閉店しちゃったし)、大通りから一本中に入った筋にある立地ってのも渋いチョイス。近隣の常連を掴んで育っていってほしいお店ですね。落ち着いた頃にまた来よう。
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