スタミナ冷そば(750円)@麹町・SOBA STAND そばうさ
2015-02-16
最近ちょくちょく使っているアプリ「SynchroLife(学習型リコメンド付きの食特化型SNS)」を見ていたら、フォローしてる方の投稿に目が釘付け。・・・バジル蕎麦ですと!しかも麹町ですと??
慌ててお店の情報をチェック。うーむ、会社の目と鼻の前なのに全然気付かなかったわorz
しかし、「スタンドそば」というと六文そばみたいなのを思い出すけど、ひっくり返してローマ字表記にするだけで印象変わるもんですねぇw
ということで、早速訪問!
場所的には、大通りとソラノイロ本店前の通りの間にある細い通りの、半蔵門駅にほど近いあたり。
表に看板は出ているものの、雑居ビルの1F奥の立地なので、気にしてないと通りすぎてしまいそう。
平日13:40到着。前客3、後客4。客層はほぼリーマン男性。
入り口の戸は開け放たれており、透明ビニールの暖簾で保温中。
お店入るとすぐ食券機。右側が厨房、左側が客席となります。
客席はオールスタンディングで、壁沿いのL字カウンターと、中央にも対面型カウンターが。
インテリアは白&ウッド基調で清潔感があり、オシャレカフェって感じ。
照明は裸電球がぶらさがっており暗め。個人的にはランチを食べるような飲食店は明るいのが好きですw
厨房は3名体制。うちお一人は美人店員さんw
さて、食券機前で何にするかしばし迷います。
メニュー体系は、港屋風と思われるスタミナ冷そばが主軸で、そこに牛スジが載った特製的バリエーションも。
その他、変わり種としてバジル冷そば、そして台湾混ぜそばオマージュであろうスタミナ冷まぜうどん(追い飯付き)といったラインナップ。
初心貫徹でバジルに行くかと思いましたが、券売機左上はやはり「スタミナ冷」かぁ。。。
まぁ所詮港屋インスパイアだろうからだいたい味の想像は付くけど、まぁどの程度のもんかお手並み拝見と行きますか。これで客(と港屋)をナメた作りだったらこき下ろしますよ?(伏線)と「スタミナ冷」のボタンをポチ。
注文を受けてから蕎麦を茹でる関係で、しばし配膳口前で待つのがルールのようですが。。。いつもの立ち食いそば屋のクセで、呼ばれたら取りに行けばいっか、と先にカウンターに自陣を確保。
5分ほど待ったところで。。あら、美人店員さんがわざわざトレイを持って届けてくださいました。呼んでくれたら取りに行ったのに。。大変申し訳ないorz
着丼と同時に「玉子は途中で汁に入れてください」との説明があります。

なるほど、予想通りの港屋風な出で立ち。
#いつも思うのですが、港屋風のそばってなんでか旨そうに撮りにくいですよねぇw
#さらに此方は店内照明が暗いので、撮影環境はかなり×(お前は蕎麦食いに来てるんであって写真撮りに来てるわけじゃねぇだろ!というツッコミは謹んで受けますが、このSNS時代、客の写メ拡散効果って結構お店のPRになると思うんですよ)。
深めの丼には、黒くて太い蕎麦。その上にはたっぷりの刻み海苔と白ゴマ。
お汁は。。。あら?ちょっと港屋っぽくいないですね。
茶濁のスープの上にはたっぷりの液体油層。あれ?これ「冷」だよなぁ。。。固まったり重たくなったりしないかな?と一抹の不安が。
そしてその表面には、ひき肉、鷹の爪、青ネギ(バジルかと思ったけど違うっぽい)が浮いており、本家とはちょっと変わった雰囲気。
では、まずは麺を引き出し一口。
・・・うん、合格w
平打極太の蕎麦はキンキンに〆られ、ガチムチのハードな食感&本家超えの蕎麦の香りで仕上がり上々!
麺量は茹で後300g程度かな。成人男性のランチとしてもそこそこ腹にたまる量ですね。
さて、ではつけ汁を一口。
こ、これはッ・・・本家と全然違いますがなw
本家の「キレのある辛汁+ラー油」という構成とは異なり、甘辛い牛肉ミンチと刻みニンニクの香り、そして鷹の爪のピリ辛感が重なり。。。一口目の印象は「ガパオ」!?
蕎麦汁というよりはアジア料理寄りな雰囲気を感じ、これは相当旨いです!
うーむ、どうせ港屋のパクリだろ?と思っててまことにすみまメーン by ジョイマン
しかし、これは参ったぞ。。。かなり気に入っちゃったかも。
ちなみに「冷」メニューですが、つけ汁はキンキンではなくぬるめ。
この甘辛汁にズバッと蕎麦を付けて食べると。。。うん、なんだかエスニック蕎麦みたいな感じで初体験ワールドw
多すぎに見えた表面の液体油も、麺をコーティングし、ラーメン的な食べごたえアップ効果を発揮。
また、麺側の海苔やゴマがつけ汁側に徐々に入ってくると、香ばしさが増していい感じ。
卓上の辛味ペーストを麺側に混ぜつつ食べると、ストレートな唐辛子の辛味がガツンと来てこれもナイス薬味!
お姉さんに「玉子はつけ汁に」と言われましたが、マイ港屋流儀に則り、玉子は麺側に。
黄身を割って麺に纏わせて汁に浸けてズバッと。。うん、マイルドで鉄板!
ということで、あっという間に完食。
卓上にある蕎麦湯ポットから蕎麦湯を注ぎ、底に残ったひき肉をサルベージしつつ半分ほど飲み干し、満足でごちそうさまでした。C/Pはまずまず。できれば700円以下だとうれしいかなぁ。
トレイを下げようと席を立つと(まぁ最初から立ってるんだけどw)、先ほどのお姉さんがすぐに気づいてトレイを受け取りに来てくれました。素晴らしいホスピタリティ!
いやぁ、想像のハードルを遥かに超えて来ましたね!
安直な港屋コピー店が乱立する中、このお店は「港屋をリスペクトし一旦消化した上での自分で作りたい味」がしっかり見えてるお店だなぁ、という印象。確実に頭ひとつ、いやふたつくらい抜けてるね。
こういうちゃんとした考え方に基いて蕎麦の可能性を追求するお店が増えてくると、蕎麦界にも革命が起こるかもしれませんねぇ。
立ち食いに抵抗がない方であれば、蕎麦ラーメン問わず麺類好きにはかなり強めにリコメンドしたいかも。
帰りしなに100円引きクーポンを頂いたこともありw、再訪は確実。
次回は満を持してバジルを頂くことにしましょうか。
しかし困ったな、ソラノイロ本店&2号店の麹町ランチ鉄壁ローテーションに、もう一軒が追加になりそうだよ。。。w
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