【期間限定】やみつき豚骨醤油(700円)@神保町・可以
2014-06-16
渡辺樹庵氏のツイートにて、可以で「家系を意識した豚骨醤油」を限定提供しているとのこと(来週いっぱいくらいやるらしい)。昨日から「神保町 可以」で、「やみつき豚骨醤油」を出してます。見た目通り、某系を意識したラーメンです。クリーミーな仕上がりです。ニンニクありがオススメです。いつも通り2週間くらいの提供予定です。 pic.twitter.com/WjDL4jjNMn
— 渡辺樹庵 (@watanabejuan) 2014, 6月 13
渡なべでもたまに提供される「◯◯を再現してみました」系、毎度かなり完成度高くて旨いんですよね~。
しっかりした腕とセンスがある職人が作る家系、どんな感じなのか気になります。ということで早速神保町へ。
平日13:30到着。
いつもは結構空いているお店なのですが、今日はほぼ満席で後客も続々。
限定の食券を購入し、唯一空いていた1席へ滑り込み。
食券を出す際に、家系ではお馴染みの「お好みは?」コールがあるかと思ったらないようです。樹庵氏のツイートでは「ニンニクがおすすめ」と書いてあったけど、こちらからコールしないとダメなのかな?
厨房は1名体制で、オーダー受け(つけ汁が2つ選べるつけ麺が多く出ており、そのヒアリングにも時間がかかる)、調理だけでなく、洗い物やスープの仕込みまで全てこなしておりバタバタですね。
つけ麺のオペレーションが最優先されるため、後客のつけ麺に抜かれつつ2ロット見送り、待つこと20分でやっと着丼。
ほぉ。。サンドベージュの白濁スープに海苔、レンソウ、チャーシューと、完璧な家系フォーメーションw
では、スープを一口。
・・・ウマッ!
うーん、家系でここまで濃密な豚骨感を感じたのは久々かも?
さすが樹庵氏、この手のを作らせたらお手の物ですな。。。
ベースとなるのは豚鶏ガラを相当炊き込んだ乳化白湯。豚骨の髄感も感じられ、みっちりとした重厚な旨味を満喫できます。臭みは一切なし。
食感は、家系としてもかなり重め。クリーミーな粘度を感じ、食後グッと胃が重くなる系。スープが口の周りにつくとペカペカになりますwまた、奥歯にマットな骨粉のキシキシした食感も。
醤油ダレは甘口で、直系のようにキレで勝負するタイプではなく、あくまで出汁の旨味を楽しむスープ。ただ塩梅はかなり強めで、相当ライスが欲しくなりますね~(注:こちらのお店ではライスは提供していません)。
鶏油は控えめですがスープと一体化。やはりこの甘い香りがあってこその家系スープですね。
雰囲気としては、当たりの時の「桂家」の豚骨濃度をさらに上げたっぽい感じかなぁ。また、飲み進んでいて思ったのですが、これだけ濃厚に炊き出した豚骨となると、鶏油がなければ「無鉄砲」とか、あっち側にいっちゃいそうな雰囲気も感じます。
麺は自家製麺の中太平打ストレート。
加水は高めで、モチモチの食感がそれっぽいですね。ってか家系の麺よりふくよかで旨いですw
スープの絡みも良好。麺量は150g程度。
チャーシューはバラ煮豚スライス。これはつけ麺と共用かな?しっとり食感で臭みもなく、旨いです。
レンソウは多くの家系店の冷凍モノではなく、きちんと生のホウレンソウを茹でてますね。しっかりレンソウの風味が感じられ、シャキッとした歯ざわりもいい感じ。ただし量は少なめ。
海苔は3枚。かなり厚めのもので香りもよく、ライス巻きしたいところなんですが。。。ライス売ってほしいっすorz
ということで、サクッと完食、スープ完飲は避けてごちそうさまでした。
最近セントラルキッチン系の似非家系を多く食べていたせいか、真面目に作った「隙のない家系スープ」ってこんな旨いんだ、と感心。
直系原理主義者でも、いや、これは原理主義者にこそ食べていただきたいかも!
ちなみにスープがかなりしょっぱいので、緩衝材として「キャベチャー入り」を頼む方が幸せになれそうです。
あと、ひとつだけ贅沢を言わせてもらうと、できればライスと合わせて食いたいっすorz
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