中華ソバ(800円)@麹町・ソラノイロ japanese soup noodle free style
2014-04-03
今日のランチは麹町。雨も降ってるので遠くに行く気分ではないし。。。
ということで、先日レギュラーメニューをブラッシュアップ&新メニュー(塩、ビーガン)追加と、ガラリと刷新されたソラノイロ本店へ。
平日13:40到着。店内は半分ほどの入りで、後客2。
・・・って、今日は宮崎さんがホールやってるんすか!かなりビックリw


では、券売機でデフォの「中華ソバ」のボタンをポチして宮崎さんへ手渡し、カウンター席へ。
#今日はいつものRICOHでなくNikonなので、写真の色味が変なのをご了承ください

待つこと4分ほどでクイック着丼。
おぉ。。。旨そうですなぁ。
クリアな醤油スープの上には香味油が張られ。その上にはチャーシュー、味玉、メンマ、海苔、ネギ、ナルトといった布陣。

うん、まさに「王道中華そば」といった風情が漂いますね。スープの色は、ブラッシュアップ前よりも若干濃くなったかな?。
また、着丼時からフワリと鼻に抜ける香りが以前のと違いますね。節・煮干の魚介出汁のいい香りが漂い、早くもテンションアップ!

では、ソワソワしながら熱々のスープを一口。
・・・なんだこりゃ。。。メタクソにうめぇじゃねぇか。。。
以前のスープも無茶苦茶旨かったんですよ。でもその旨さとはちょっと方向性が違う旨さに進化しています。
抽象的な表現をしてしまうと、全体的に角が取れ、骨太でふくよかさが増しているのにしっかりキレも感じられる、素晴らしい醤油スープ。
具体的には、醤油の風味(甘み)がより前面で精緻に感じられるようになり、そのバックを支える出汁の旨味はシンプルに絞られ、「ノス系に寄った」と言われるのもわかるような感じかな。旨味のメインは鶏ですが、バックで支える煮干感もいい感じです。
店内の薀蓄によれば、ベーススープは先日の限定で使われた「天草大王」とゲンコツ、香味野菜に煮干、節、昆布を加えたもの。カエシは、松本・丸正醸造の「原料だけで作った醤油(大豆、小麦、麹と塩だけってことかな?)」というものにチャーダレ、節系をブレンドしたものとのこと。
香味油は、鶏油に香味野菜&魚介の風味付けをしていあるとのことで、着丼時の香りの正体はこれですな。
粘度はなくシャバ系。オイリーさは強くありません。塩梅はキリッと強め。でもこのくらい醤油が主張する方が好きかな。

で、麺を引き出してまたビックリ。
以前は中細平打のムッチリ麺だった(さらにその前はパツパツ系だった)んですが、角断面中太縮れタイプに大きく変化!
縮れ麺が口に入った瞬間「白河っぽいのかな?」とも感じたのですが、白河系より麺厚が厚く(断面は正方形に近い)加水も低めで、ポクポクとしたしっかりした歯ごたえがいいですね~。
咀嚼回数が自然と増える「噛むのが楽しい」麺なので、以前と同じ160gという麺量ですが、感覚的にはボリュームアップしたような錯覚に陥ります。その縮れのおかげでスープの絡みも良好。
最近のソラノイログループ、結構麺の食感(存在感)を強めに出すのがトレンドになっているのかも?

チャーシューはロースとバラが1枚ずつ。どちらも味付けは醤油味で、バラは脂身が甘くやわらかで、ロースはミッチリした食感とノスっぽい豚の香り。いいコントラストですね。
また、以前のバージョンにはなかったのがナルトと半味玉。これらが付いてくることで俄然見た目が華やかになりますよね!
海苔は正方形だった(と思う)のが三角形に変更。量は半分ですが質は変わらず美味しいものです。メンマは薄切りのものが3本。ショリッとした柔らかな仕上がりがいい感じ。
味玉はネットリ黄身にしっかり味が入ったもので抜群の旨さ。載せものが充実したこともあり、実質50円の値上げも全く気になりませんな。
ということで、夢中で固形物完食、スープも完飲、大満足でごちそうさまでした。
ってかあまりに旨かったので、退店時宮崎さんに「ごちそうさま~」じゃなく「ありがとうございました~」って言っちゃいましたよwそりゃお店のセリフですわなw
トータルで見て。。。うーん、これは「ブラッシュアップ」「改良」なんてもんじゃないですね。「フルモデルチェンジ」であり「進化」と言っても差し支えない、極上の中華そばな一杯でした。「旨い醤油ラーメン食べられる店ない?」って聞かれたら真っ先に挙げたいです。
それにしても、以前のレシピを捨てて前に進む勇気、素晴らしいことだと思います。しかもその気持ちが空回りせず結果(味)に出てるもんなぁ。。。
あぁ、旨かった。こりゃ間髪入れずに塩、ベジ、ビーガンを食べに来ないとですな。
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