中華そば・中(550円)+半カレーライス(300円)@穴守稲荷・中華そば さとう
2013-06-08
久々に、じんわり系の煮干ラーメンが食べたくなり、今日のランチは穴守稲荷。そう、オープン当初お邪魔して、その素朴ながらしっかり美味しい煮干しスープが印象に残った「さとう」さんです。
休日13:15到着、前客8、後客5。
場所的には辺鄙なのですが、ガッチリ地元常連さんを掴んでるようですねぇ。
また、以前来た際は店主さん一人れのオペレーションだったと記憶しているのですが、女性アシスタントを加え、厨房は2名体制に増強。


カウンター席へ座り、口頭で中華そば(中)と半カレーをお願いします(先払い)。
前回はサイズが並(無記載)・大・特の三段階だったのですが、中・大・特の三段階表示に。もしかしたら頼めば「小」ってのもやってくれるのかな?

待つこと5分ほどで、中華そばが先に直丼。
うん、相変わらずキレイに澄んだスープですね。上にはチャーシューとメンマ、ネギのみという潔いトッピング。
前回食べた時は、煮干しの雑味がちょっと強かった印象があるのですが、今回はどうでしょう?

では熱々、シャバ系のスープを一口。
あ。。。今回は間違いなく旨いですね!
フワリと鼻に抜けるのは煮干の香り。
丁寧に処理されているのでしょう、最近のラーメンにおける「ニボニボ感」という感じは全くなく、エグみや苦味は皆無。
じんわり優しい煮干の旨味、そして華やかな鰹出汁が口中に広がります。ベースはやわらかな鶏ベースかな。
ジャンル的には一応醤油ラーメンになるのでしょうが、醤油醤油したトガリは一切なく、白醤油的な甘口な雰囲気を感じます。最低限の塩気で出汁の旨味をなぞる程度の使い方ですね。
液体油の量は最低限、という感じで、口当たりは軽やか。
「和出汁で飲ませる」というと、お吸い物のような上品な印象がありますが、ラーメンとしてのちょっと下品な部分(いい意味で)も感じられる、理想の「昭和ラーメン」という感じ(実際昭和にはこんなのはなかったと思いますが)かな。

麺は丸山製麺製の丸断面中細縮れタイプ。茹で具合はジャスト。
加水は高めで、プリッとした食感とモチッとした噛み心地が「意外にキャッチー」な印象。
ここに最近流行のパツパツの麺を入れてもたぶん似合わないだろうし、丼全体の素朴な雰囲気にはすごくよく合っていると思います。

チャーシューは、前回はハード系のクラシックなタイプだった印象があるんですが、くちどけのよいホロホロで旨味たっぷりのものになってました。出し殻感ゼロで美味しいですね。
また、こりっとした甘口メンマもいい口直しとなってくれます。

一方、サイドのミニカレーは、茶碗一杯分のご飯にルーがたっぷりかけられたもの。
前回よりトロッとした粘度が高くなって量も増えた気がしますね。
お味は相変わらず、和出汁感なし、スパイシー感なしの素朴な家庭のカレー風味wでも、市販ルーともちょっと違う味なんでクセになりますよ。

タマネギとわずかの豚バラスライス的な肉の存在もしっかり感じ、ラーメンと同じく素朴な感じがいいですね。
まぁラーメン自体が安いので、合わせてもそれほど値段はいかないとはいえ、量をもう少し減らしてもいいので、あと100円安いともっとうれしいかも。。(暁@蒲田の100円キーマカレーの存在感が相当でかかったので)
麺量は130g程度かな。カレーもあるのでお腹一杯で丼を上げごちそうさまでした。
トータルで見て、丁寧に作られていながらも庶民的な素朴さを残した、和出汁ラーメンな一杯。初回より明らかに印象がよくなりました。
ラーメン単体で見ればC/Pも上々だし、こんなお店が近所にあったら通いたくなっちゃうだろうなぁ。。
なかなか不便な立地ですが、この味が食べたくなったらまた来ます。
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