鶴嶺峰つけ麺・幕内(750円)@鶴見・らー麺土俵 鶴嶺峰
2013-02-27
今日は、カメラ片手に鶴見線・国道駅周辺をプラプラ。ということで、当然ランチは鶴見あたりで。
このあたりで行きたいお店といえば、去年オープンした元お相撲さんのお店ですね。
相撲取りがラーメン屋を始めるのは、スモジ以来?w
休日14:15到着。店内は満席、外待ち7。
この時間でも並ぶとは、さすが人気店ですね。店外には、鍋料理のようないい香りが漂います。
行列に接続すると店員さんが出てきて、食券を先に購入するよう指示。
寒い日だったのでラーメンも気になったのですが、六角橋「くり山」の麺を使ってるということなので、やっぱりまずは「つけ」でしょう、とつけ麺のボタンをポチ。
ちなみに量の表示の仕方がさすが元力士。女性サイズの「十両」から始まって、幕内、小結、関脇、大関、横綱という6段階。
初回なので、小結でいってみることに。


再び列に戻り暫し待つと先に食券の回収が。14:33、席が空き着席です。


厨房は広く、店員さんは3名でのオペレーション。一番ガタイがいい方が店主さんですね。ちなみに「匠神角ふじ」のパーカーを着てらっしゃいます。
先に食券を渡し、先行で麺茹でしていることもあり、着席から待つこと4分で着丼です。

おぉ・・これは間違いなく旨そう。特に麺!
丁寧に畳まれた麺は、ベージュがかった極太タイプ。そうそう、くり山で食べたのと同じ雰囲気ですね。
麺の上には豚しゃぶとほうれん草の胡麻和え。
浸け汁は見た目ドロっとした感じで、上には三つ葉とお麩。ちょっと和風な感じで面白そうです。

では、麺から一口。
うわ。。やっぱ抜群に旨いなこの麺!
表面は瑞々しく滑らかで、噛み締めるとムギュッとした強靭な噛みごたえ。
そして、噛むほどに溢れる麺の風味がたまりません。。。
くり山で食べた時も感動しましたが、それと比べても全く遜色ないですね。しっかりしたオペレーションの賜物だと思います。

浸け汁は思ったほど粘度は高くなく、一言でいえば「シャバ系豚魚」。
アタックは魚介がフワリと香り、その後動物のどっしりした旨味が口に広がるというシーケンスです。
醤油ダレは甘めで、全体的に甘口なチューニング。味は濃いけど尖りはないスープ。
元力士のお店ということで、ちゃんこ的な出汁なのかな?と想像もしたけれど、どっちかというと「こうじグループ」的な味作りかな。動物と魚介のバランスがとてもよく、キャッチーで非常に食べやすいと思います。
麺とつけ汁のマッチングは文句なし。しっかり風味のある麺に濃過ぎない甘口のつけ汁が絡みつき。。。うーん、旨いわ。
豚しゃぶは特に味付けはなく、麺と一緒につけ汁に浸して食べるとウマー。ホウレンソウの胡麻和えはいい口直しになってくれます。
浸け汁の中の具は、軟骨入り鶏つくねが2個、油揚げ、お麩、三つ葉にネギ。
つくねはフワフワですが軟骨のコリコリ感が楽しめる良品。

油揚げってのも和風でいいですね。ここらへんに「ちゃんこ」の面影が残ります。
お麩はいい彩り。三つ葉の香りも、濃厚スープの中ですごくいいアクセントになってくれます。
麺量は250gということで、つけ麺としては適量。
麺がとにかく旨いので、小結(350g)でも余裕で行けたな。。サクッと固形物を完食し、スープ割をお願いします。

スープ割は節主体の魚介スープでスッキリ。ラーメンはこんな感じなのかな?
半分ほど飲み干し、ごちそうさまでした。
トータルで見て、こうじグループの鉄板豚魚レシピ+くり山の麺という鉄壁コンビに加え、相撲部屋のちゃんこという要素でうまく差別化した、商業的に見ても「売れないわけないでしょ」的な良品でした。
ここまで良要素を組み合わせて来られると、逆に食べ手としては斜に構えちゃうのですが、いやぁ、お店の雰囲気や店員さんの対応含め文句の付け所ないなぁw
「つけ麺旨い所知らない?」と聞かれた時に、誰にでも自信をもって勧められるお店ですね。
次回はラーメンを頂きに来ることにしましょう。
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